猫の保護活動に取り組むNPO法人が関わっている動物病院などの経営が悪化し、保護している約500匹の猫の行方が心配されていますが、元従業員らでNPOを引き継ぎ、保護している猫を受け入れつつ立て直しを目指す考えを示しました。

宜野湾市のNPO法人「動物たちを守る会ケルビム」は県内で捨て猫などを保護する活動をしていて、約500匹の猫を保護・飼育していますが、先月関連する動物病院や猫カフェなどの経営が悪化し獣医師など、従業員18人が自主退職しました。

21日北谷町で元従業員らが会見を開き、約1100万円の給料の未払いがあることや、負債総額が1億円を超えること、更に猫はケージに入れられ食事は1日に1回など、適切な飼育ができていないことなどが説明されました。

こうした状況を受け、今月にも元従業員らがNPOを引き継ぐ形で運営体制を見直し、およそ500匹の猫を引き受けつつ動物病院などの経営の立て直しを図っていきたいとしています。