■競泳 KOSUKE KITAJIMA CUP 2023(22日、東京辰巳国際水泳場)

4月に行われる日本代表選考会の前哨戦となるKOSUKE KITAJIMA CUP最終日が22日、行われ男子200m個人メドレーで瀬戸大也(28・CHARIS&Co.)が1分56秒72の大会新記録で優勝。池江璃花子(22・ルネサンス)は女子50m自由形と女子100mバタフライの2種目に出場した。

2022年12月の世界短水路選手権の男子400m個人メドレーで前人未踏の6連覇を達成した瀬戸大也が2023年初レースに出場、年末年始のオーストラリア合宿の疲れが残り、20日の200mバタフライでは5位。1日空いて200m個人メドレーに出場した。

スタートをしっかり決めると最初のバタフライでスピードに乗り飛び出し背泳ぎでも勢いは落ちず、2位とは体一つ分の差をつけた。最後までスピードに乗った泳ぎを見せ1分56秒72の大会新記録で優勝。「疲れている中でのレースで今の現状をしっかり確認できたのでよかった」と笑顔を見せた。


池江璃花子は3日連続レースとなる女子100mバタフライと女子50m自由形に出場した。「今回は勝ち負けにこだわらない」と話した池江、100mバタフライの予選では1人58秒台をマークして1位で決勝に進出した。
決勝では前半はリズムに乗った泳ぎを見せ50mをトップでターンした。後半残り25mから伸びがなくなり59秒33の4位に終わった。ゴール後はプールからなかなかあがらなかった。

その約20分後にスタートとなった50m自由形決勝では前半はトップにたったが後半に失速して2位に終わった。ゴール後は椅子に座り込み涙を流していた。