部品は3Dプリンターでわずか16時間…日本企業の「迎撃ドローン」
さらに今、ウクライナの防衛の要となっているものが「迎撃ドローン」。関わっているのは、日本企業だ。
ドローン開発大手「テラドローン」。社長自ら、何度もウクライナを訪れ、現地の企業や軍関係者と開発を進めている。

テラドローン 徳重徹 社長
「本当にもう進化のスピードがめちゃくちゃ速いので、現場の防衛軍の方からフィードバックを受けて、次の朝には徹夜してサンプルを作って、次の日にはもうまたテストしてっていうのを繰り返してるんです」

そのテラドローンがウクライナの企業と共同開発したのが、迎撃ドローン「テラA1」。いわゆるドローンとはちょっと違う雰囲気だが、その実力は…
城島記者
「一気に上空まで飛びあがりました。すごい速さで今、上空を飛んでいます」

テラドローン 徳重徹 社長
「(時速)300キロですから、F1より速い」
市販されているドローンは時速70キロ程度だが、こちらは新幹線の最高速度300キロで敵の兵器を迎撃する。
実際に「テラA1」が敵を迎撃している映像がある。

前方には、ロシア軍のシャヘド型自爆ドローン。追尾し、迎撃した。
迎撃ドローンは敵の後ろから近づくことが多く、300キロというスピードが重要になると言う。

しかも、その生産コストは、ロシアの「シャヘド」は560万円。一方、「テラA1」は48万円。たった11分の1。なぜここまで抑えることができたのか?
取材班は特別に、その極秘工場に入ることが許された。
テラドローン 徳重徹 社長
「地下に降りていくんですね、シェルターのようにもなっているんですが」
場所が特定されれば、即攻撃対象だ。

テラドローン 徳重徹 社長
「このように、中にはずらっと3Dプリンターが置かれています」
なんと、迎撃ドローンの部品は3Dプリンターで作られていた。メインフレームは、わずか16時間で完成。これにより低コスト、大量生産が可能になったという。
技術者
「とても簡単な作業です。機械が全てやってくれます」

さらに、テラドローンは7月、最新ドローンを開発。「テラA1」にAIを搭載したものだ。
カメラの映像をAIがリアルタイムで解析。電波妨害などで通信が途切れても、最後までターゲットを追い、迎撃する。
テラドローンは2026年、日本の防衛装備庁の迎撃ドローン導入に向けた実証実験にも参加している。

テラドローン 徳重徹 社長
「前線ではもうドローン対ドローンの戦いになっていまして、最先端の情報なり研究なり開発、蓄積を国内に持っておかないと、有事の時に大変なことになるかなとは思いますね」














