夏休みの風物詩である「宿題」を巡り、全国の教育現場で異変が起きています。大量の課題に追われる児童がいる一方で、夏休みの宿題を「完全ゼロ」にする小学校が登場。この極端な格差の背景には、国の学習指導要領に「宿題を出すべき」という一律のルールが存在しないという構造的な理由があります。宿題を「全廃」する動きと、70年以上にわたり自学自習の独自教材を守り続ける「富山県」の取り組みから、これからの夏休みの学びに必要な視点を探りました。
大量の課題に追われる子どもたち「大変だけど力になる」

夏休み真っ只中の富山市内にある学童保育、富山YMCA駅前センターです。小学生たちがそれぞれの宿題と向き合っていました。
小学4年生
「自主学習ノートと日記と星の観察と……楽しいのと、まあまあのがあります」
小学2年生
「自由研究でゼリーの研究をしたの!」
高学年になると一気にボリュームが跳ね上がります。

小学5年生
「漢字練習と自主学習で合計20ページ、自由研究は絶対で、あとはタブレット学習……。めっちゃ多い。めんどくさいとは思うけど、ちゃんとやらないと学力につながらないから」
自覚を持って机に向かう子どもたちの姿がある一方で、県外に目を向けるとまったく異なる光景が広がっていました。
埼玉県から旅行に来ていた人に話を聞きました。

埼玉県からの旅行客 小6の子どもがいる母親
「夏休みのホームワークが去年まではありましたが、全部なくなって。今年から自由研究もやんなくてもいいよみたいな感じになったので。本当はやってほしいんですけど、子どもはやらないって言っているので」














