お盆休みを直撃した台風15号。11日夜、統計史上初めて茨城県に上陸しました。東から西へ異例の“逆走"コースで列島を横断する見込みで、関東各地で倒木が相次いでいます。関東甲信地方では、12日にかけて大雨に警戒が必要です。
お盆休み中の東京・新宿。午後8時半ごろから雨が強まってきました。傘やレインコートで雨をしのぐ人が多く見られます。ただ…
記者
「傘の代わりに、タオルで雨をしのいでいる人がいます」
雨具を持っていない人も…
記者
「みなさん、雨を避けるために駆け足です。傘を差さずに腕で遮っています」
そして、急ぐあまり転びそうになる子どもも。
記者
「お盆休みということもあって、たくさんの観光客が集まっています」
お盆休みを直撃した台風15号。空の便の欠航が相次ぐ中、高速バスターミナルには、多くの旅行客の姿がありました。
島根に帰る 観光客
「島根から旅行に来ていて、きょうの夜に帰る予定。傘を用意していなかったので日傘で…」
兵庫に帰る 大学生
「友達からもらった誕生日プレゼントも濡れたり、ズボンが長いので裾が濡れたりしている。一番心配なのは、このまま夜行バスが中断して、また泊まるところを探さないといけないかもしれないところ」
博多から新幹線できたという大学生。12日からインターンシップの予定だといいます。
12日からインターンシップ 大学生
「移動が一番心配。土地勘ないから(電車)止まったらどうしよう」
記者
「さきほど午後8時ごろ、茨城県南部に台風15号が上陸しました。外では風がとても強く吹いていて、波がしぶきをあげて打ち寄せています」
11日夜、茨城県南部に上陸した台風15号。これは、その直後の様子です。茨城県に台風が上陸するのは、1951年の統計開始以降で初めてのことです。
東から西へと、異例のルートをたどる“逆走台風”。夕方にかけて風が強まる中、関東各地で相次いだのが倒木です。
「マジかよ…」
宇都宮市では道路脇の木が倒れ道路をふさいだほか、宇都宮駅前の街路樹も根元から折れました。
最大瞬間風速28.2メートルを観測した水戸市では、常磐線の水戸駅と赤塚駅の間で倒木が発生し、一時、列車の運転を見合わせました。
記者
「東京・港区の国道に面した歩道です。木が道路を一車線ふさぐように倒れています」
東京・港区の表参道駅のすぐ近くでも、街路樹が根元から倒れました。この倒木によるけが人はいないということです。
台風が近づく中、東京・上野公園で開催されていた「うえの夏祭り」。いつもは軽やかな音色を奏でる風鈴も、強風にあおられ激しく鳴っています。
「風が強い」
その足下には…。
記者
「強風の影響で、風鈴の飾りやガラスの破片が落ちてしまっています」
出店者も、台風の対応に追われていました。
「作りすぎてしまうと困るし、かといって作らないとお客さまに迷惑をかけるし。それから雨や風が強くなると、お客さまの安全も考えなければいけない」
その後、雨も降り出しましたが、多くの人が傘をさしながら夏祭りを楽しんでいました。
一方で、楽しみにしていたイベントが取りやめになったところも。
およそ6000発の花火が都心の夜空を彩る「江東花火大会」。11日夜、開催予定でしたが…
記者
「今、椅子とテーブルの撤去作業が始まりました」
“安全確保が難しい”として中止に。
「子どもも楽しみにしていたので、見せてあげられなかったのがショックで残念」
「悲しいですけど、これから家で楽しく夏祭り的なことをしようかな」
台風は、お盆休みの移動にも影響を及ぼしました。
全日空は、羽田空港と成田空港を発着する国内線58便を欠航。日本航空も、羽田-青森便など6便が欠航となりました。
「沖縄に帰る予定だったけど、台風で欠航になって鹿児島経由で帰ることになった」
「ディズニーランドにきのうまでいて、きょう札幌に帰る予定だった。(予約が)全部埋まっていて、変更できない状態。(Q.きょうは札幌には帰れない)かもしれない。台風次第。帰りたい」
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