地震発生から2週間となった熊本では、避難者が、ホテルなどに移る2次避難も始まっています。一方、宮崎県内では、避難が長期化した場合の2次避難の態勢は、どうなっているのでしょうか?宮崎市の現状を取材しました。

甚大な被害が出た熊本地震。発生から、2週間が経ちましたが、今も、およそ3800人が、避難所に身を寄せています。

プライバシーがないなど、ストレスを感じる環境で、長期化する避難生活。こうした中、熊本県では、ホテルなどへの2次避難を進めていて、10日時点で、148か所の宿泊施設を確保し、1044件の申し込みがあったということです。

一方、宮崎市は、2008年に、ホテルや旅館を避難先とする協定を業界団体と締結。おととし8月に発生した突風被害では、被災者が無料でホテルなどに宿泊しました。

(宮崎市危機管理課・馬篭剛司課長)「(災害時に)利用可能なホテル旅館とですね、部屋数が何部屋使えるのかとか、そういったところを調整を図りながらですね、2次避難の方に繋げていきたいなというふうに考えております。」

しかし、ホテルなどへの二次的な避難については、災害発生後、いつから実施するかや、利用可能な期間など、具体的な運用方法は定められていません。

おととしの能登半島地震では、高齢者支援の視点も踏まえた「2次避難計画」を事前に準備しておくことが課題の一つにあげられています。

(宮崎市危機管理課・馬篭剛司 課長)「(2次避難は)災害関連死防止の観点からも非常に重要であると考えているので、引き続き検討してまいりたいと考えております。」

災害関連死を防ぐための手段の一つにもなる2次的な避難。宮崎市では、今後、具体的な運用方法について、検討することにしています。

10年前の熊本地震では、災害関連死が、実に200人以上に上りました。当然、2次避難で、すべて解決するわけではありませんが、できるかぎりの事前の準備は必要だと思います。