熱中症には「気化熱冷却」!本格救助訓練に密着

山頂に着くと、始まったのは救助訓練です。

熱中症で倒れている登山者を発見した想定で行われました。

まずは、呼吸の有無やけがの程度を判断し、その場で回復が見込める軽度の熱中症だと判断すると、水分をとらせて回復を待ちます。

水分は2リットルが目安で、最も効果的なのは成分が点滴と同じ、経口補水液です。

さらに、ポールに雨具を差し込んで大きなうちわのように使い、水をかけて気化熱を利用した冷却方法も効果的です。

堀内アナ
「大丈夫ですか?」

救助隊
「これを30分やっても40分やってもダメな時は重傷で、ヘリで搬送します」

救助隊
「搬送します!」

30分経っても回復しなければ、すぐに救助要請です。

気象条件がそろえば、ヘリコプターで病院に搬送します。

日が暮れる前に救助を要請することが重要だということです。

ヘリで引き揚げるポイントまで運ぶ途中、樽前山特有の砂利道に悪戦苦闘する堀内アナ。

堀内アナ
「自分が転んでしまいそうで、すごく怖いです」

救助隊
「残り10メートル!」「到着!」

強風の中、担架が回転しないように押さえつつ、要救助者をへリコプターにあげるのを手伝います。無事、ヘリにのせることができました。

堀内アナ
「山は登って降りるだけでもヘトヘトになるのに、誰かの命を守るためにあんなに重たいものを持って、いろんなところに気を配りながら活動している救助隊のみなさんは改めて本当にすごいなと思いました」

道警本部地域企画課 作田隆行課長補佐
「夏山の遭難の原因で多いのが転倒と道迷い、その次に熱中症。(水分と塩分をしっかりとって、)時間に余裕を持って山に入っていただきたいと思います」

目の前に広がる山頂からの絶景。それを楽しむためには、十分な準備といざという時の対応をしっかり学ぶことが重要です。