この夏、琵琶湖で予定されていた花火大会。きのう突然、主催者側から中止すると発表がありました。その理由を追うと、いくつかの不自然な経緯や、やりとりが浮上しました。

「一夜限り、琵琶湖が立体になる」。公式サイトでこう告知されていた「琵琶湖三市同時花火大会」。

今月22日に滋賀県の琵琶湖であわせて1万発以上の花火を打ち上げるとうたっていました。ところがきのう、突然、中止が発表されました。

当初から気になる点がいくつかありました。公式サイトに描かれている琵琶湖です。本来の形より丸みのある琵琶湖になっています。また、行政側とのやり取りにおいても…。

滋賀県によりますと、主催者が今年4月ごろに県庁を訪れた際、「琵琶湖で開催するには河川法に基づく県への許可申請などが必要」と伝えたといいますが…

滋賀県の担当者
「来庁した段階で時間が無かったので、急いでやらないと間に合わないと伝えた。そのあと5月ごろに電話をかけるも出ず、折り返しも無かったのでやりとりをしていない」

結局、その後も許可の申請などはなく、開催予定地となっていた高島、長浜、彦根の3つの市は今月6日、「大会に関与していない」と注意喚起していました。

花火大会に屋台はつきものです。この花火大会でも主催者は屋台の出店を募っていました。出店料は5万円でした。

出店予定だった飲食店
「すごい企画をするんやなと。すぐに入金5万円振り込んでくださいと」

この業者はすぐに5万円を支払いました。そして、花火大会に向け、汁なし担々麺800食分の具材やラー油などを準備。中止に伴い、他の業者に引き取ってもらえることになりましたが、仕入れ値より安い価格での譲渡になってしまったといいます。

出店予定だった飲食店
「(他のイベントでは)主催者側が吟味して出店OKとなればお金払う流れになる。それがなかったので、そこでも違和感」

また、最高額が1万9000円の観覧チケットも販売していたとみられます。返金について主催者はJNNの取材に対し、「法的専門家等とも確認・整理を進めているところです」と回答しています。