22日に中国では旧正月にあたる「春節」を迎えます。富山県内の観光地では中国人観光客のインバウンド回復の兆しに期待が高まっています。

南砺市の世界遺産・相倉合掌造り。10月に政府が水際対策を緩めてから変化が見られるといいます。


世界遺産相倉合掌造り集落保存財団・中島仁司事務局長
「去年おととしまで全くなかった外国のお客様を乗せた観光バスが連日入ってきている状況で」

今年度の入り込み客数は前年度とくらべて1.3倍となりコロナ前の7割にまで回復しています。

それに加え中国では今月、ゼロコロナ政策が終了しことしの春節は去年の倍ほどの大移動が見込まれています。

しかし、日本政府は陰性証明を義務付けるなど中国への水際対策を強化しています。

民宿「庄七」・池端良公さん
「実際、中国から来られるのは香港だけなんです。中国本土からの予約はない状況。だけど中華系の方、台湾、香港、マレーシア、シンガポール、インドネシアなどが多い」

こちらの民宿では去年は海外からの予約がありませんでしたが4月以降フランスなどからの予約も入っていて春節後のインバウンド回復の兆しが見えつつあります。

庄七・池端さん:
「前はやっぱりメインでしたから少しでも回復してくれればありがたい話。暇なのに慣れたから。忙しくなったら少しつらいところが出てきまして」

相倉合掌造り集落で来月行われる冬のライトアップは香港や台湾の観光客に人気を集めすでに予約がいっぱいです。
庄七・池端さん:
「良いスタートがきれたら」