県内でおよそ7900人が死亡し最も大きな被害をもたらすと想定されている地震があります。新潟市役所で、この地震を想定した初めての訓練が行われました。
【消防】「液状化により家屋倒壊が発生…」

この訓練は、阪神淡路大震災の発生時期
【記者リポート】「こちら、普段は会議室として使われていますが、地震発生後すぐに災害対策本部が立ち上げられ、職員らが情報収集を行います」

災害対策本部ではライフラインや道路の被害状況や避難者の人数などを確認していました。

今回新潟市が想定したのは、日本海から新潟市、小千谷市などを通る『長岡平野西縁断層帯』が震源となる地震です。県は、この地震が県内で最も大きな被害をもたらす地震になると想定していて、県内では7920人が犠牲となり、17万1000棟を超える建物が全壊する恐れがあるとしています。

新潟市内では震度6強を観測し、2200人が亡くなり、5万棟を超える建物が全壊すると想定されています。

【新潟市 中原八一市長】「休日・夜間に発生することも十分に考えられるので、きょうの振り返りを行って課題を確認し、いざという時に備えたい」

新潟市では、このほか避難所を開設する訓練も行われ、連携を確認していました。