愛媛県今治市にある国の登録有形文化財「今治ラヂウム温泉」の創業者・村上寛造に関する新たな事実が判明しました。

新事実は9日、今治市立図書館の開館100年を記念したイベントで、寛造のひ孫にあたる村上恵理学芸員が報告したものです。

今治ラヂウム温泉は映画館や銭湯などを備えた娯楽施設として、1927年に開業しました。

今回、新たにわかったのは、寛造が開業と同じ年に、広島県竹原市で、水難事故の救助に使う船を造る会社も、設立していたというものです。

村上学芸員は、瀬戸内エリアで中心市街地のまちづくりと、海上交通の安全に関わる事業をあわせて展開していた点に注目しています。

(学芸員で寛造のひ孫・村上恵理さん)
「陸海一体の事業展開は、当時の100年前の地方都市では、非常に画期的な事業の展開だった」

今治ラヂウム温泉では今後も、施設の歴史に関する調査を続ける方針です。