人間はネコに「手なずけられ、征服された」?
そもそも、猫とはどういう動物なのか。赤川教授は、「猫はこうして地球を征服した」(インターシフト社)の著書があるアメリカのジャーナリストのアビゲイル・タッカー氏らによる研究をもとに、説明する。
理系の研究によると、すべての「イエネコ」の祖先は中近東に生息していた「リビアヤマネコ」の1種類に遡ります。
約9500年前、人間が農業を始めると、穀物を荒らすネズミを退治してくれる存在としてネコが近づき、共生が始まりました。
日本には7世紀頃に渡来したとされています。
現在、世界の飼いネコの数は6億匹を超え、今なお増え続けています。
同じネコ科でありながら絶滅の危機に瀕しているライオンやトラと比べると、その繁栄ぶりは驚異的です。
なぜネコだけがこれほど増えたのか?

赤川教授は、ある刺激的な説を紹介する。
◇ネコの生存戦略…イヌのように人間に従うのではなく、気まぐれで、命令にも従わない
◇人間に愛され進化…「人間に食べ物をもらいたい」「一緒に住みたい」「長生きしてほしい」と、自発的に思わせるような、愛らしい仕草や鳴き声を獲得した
◇赤川教授…つまり、「ネコが人間に好かれるように進化し、人間を手なずけることで、地球を征服した」
人間はネコに魅了され、自ら進んでお世話をする「下僕」にされてしまったというのです。














