■一度離れて知った陸上への思いとチームの快挙

職場での山中選手

(山中選手)
「基本、パソコンと向き合っている」

銀行員としてパソコンと向き合うフルタイム勤務。
上から離れた“普通の生活”を送る中で、気付かされたこともありました。

(山中選手)※フルタイム勤務時代を振り返り
「陸上をできる時間がすごくありがたいというか、陸上部にいたら午後は練習の時間にあてさせてもらえる。そういう面で陸上に集中できる環境のありがたみに気づいた」

一度は復帰し、試行錯誤を繰り返しながらかつての自分を追い求めました。
しかし、思うようなパフォーマンスは取り戻せず、去年、ついに引退を決意。
マネージャーとして裏方から後輩たちをサポートする道を選びました。

マネージャー専属だった頃の山中選手

そうした中…
マネージャーとして支えていたチームが、創設10年目でクイーンズ駅伝の予選を
突破。
念願の初出場を決めたのです。

(山中選手)
「初めは自分自身が競技をする立場ではなくなったことに対して、気持ちが楽になった。ただ、みんなが走っている姿や大会の結果を見る中で“もう一回走りたい”気持ちがわいてきた」

仲間の快挙に心が大きく揺さぶられた2025年の暮れ、山中選手は小林監督に「現役復帰」の決意を直訴しました。

(山中選手)
「引退すると言ったときに、気持ちいい終わり方ができなかった。今後、陸上ができない体になったときに後悔すると思ったので、今、若いうちにできることはやりたい」

(小林監督)
「復帰したいと聞いた時は当然、現実的にはそんなに甘くないと思ったが、やると決めたら頑固なところもあるので、そういった所に希望をもって“じゃあ頑張ってみようか”」