中身を吸い終わった空っぽの殻を身にまとう「究極のエコ」?
(東洋産業 大野竜徳さん)
「クサカゲロウの幼虫がアブラムシを狩るときに使う武器は大きく曲がった鎌状の大あご。
見るからに噛みつきそうですが、小さいアブラムシを捕獲するのは良くても、食べるのには向いてなさそうですね。
実はこの口の内側にクサカゲロウの食事の秘密が隠されています。この鎌状のおおあごは、うまく組み合わせるとストローのような構造になっています。
獲物を捕まえるときには、この鎌を突き刺し、体液を吸い取るようにできているのです。見た目は鎌、仕組みはストロー、使い方はフォーク。ブスリと刺されたアブラムシは体液をすいとられてしまいます。
こうして中身を吸い終わった虫は空っぽの殻になり、背中の材料のひとつとして再利用されることもあるのです。食事のあとまで無駄にしない、徹底したリサイクル精神ですね」














