高水温の影響で青森県の「陸奥湾ホタテ」が大量死していることを受けた対応です。野辺地町漁協は、収入の減少を補うための副業魚種としての可能性を探るため、「マガキ」の稚貝の試験養殖を始めました。
野辺地町漁協が試験養殖を始めたのは、マガキの稚貝約40万個です。現在の大きさは約2ミリで、大分県から仕入れました。
漁協は今年度から「カキ」と「アサリ」の試験養殖に取り組むことにしていて、4月にはホタテ漁師5人が「カキ研究会」を立ち上げました。
この日は、陸上で中間育成するための水槽に稚貝を移しました。
野辺地町漁協 カキ研究会 三國大輔 会長
「ホタテの復活が一番だが、リスク分散でこういうのもやっていかないといけない。やるからには成功させたい」
野辺地町漁協 砂原則行 組合長
「ホタテが壊滅的なので、副業としてカキ養殖を第一段階からやっていく。漁業者の皆さんががんばって、まずはお金が入るようになるといい」
陸奥湾ホタテは2025年、猛暑により大量に死んでいて、養殖2年目の新貝のへい死率は過去最悪の平均93.3%となりました。
これを受け、県内ではホタテの副業魚種の導入を探る動きが広がっていました。
野辺地町漁協は、カキ用のかごのほかに、従来使っていたホタテ用のかごも使えないかを調べることにしています。
野辺地町漁協 カキ研究会 三國大輔 会長
「(元々)自分たちが持っている資材でも何とかできないかと考えているので、そっち(ホタテ用かご)が何とか成功すればいいなと考えています」
マガキの稚貝は水槽で約2か月かけて1cm以上の大きさにしたあと、沖合いでの養殖に切り替え、早ければ2027年の秋頃に出荷サイズにする予定です。
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