政府は、新型コロナウイルスの感染症法の位置付けを、この春に引き下げる方向で調整に入りました。
あわせてマスク着脱の扱いも変わりそうです。

新潟市で街の声を取材しました。

【記者リポート】「感染したくない、風邪をひきたくない、まわりの人もマスクをしてるから何となく自分もマスクをしてしまう、そういう方多いんじゃないでしょうか、今屋外で1人と言う時はマスクしなくてもいいんですよね、今後屋内でも不要となるかもしれません。街の方はどう捉えているでしょうか?」

「屋内でのマスク外し」賛成の方は…。

【30代】「私は外すってなったら、外してもいいかな」

【30代】「気にするならすればいいかなと思いますし、外していい環境であれば外してもいいかな」


一方、慎重派は…。

【70代】「いつでもマスクを着けられる状態にしておくのは?自分の中では出掛ける時はいつもマスクは準備していきますけど」

また、“偏見”の可能性をなくすべきと、いう考えの人も。

【40代】「ほとんどの人が、みんながしてるからしてるという流れだと思うので、マスクを外した人への偏見を少し考えないと、日本人は外さないと思う」

専門家はどう見ているのでしょうか?

新潟市秋葉区の鈴木内科医院の鈴木医師は、連日の感染者が多い現在の状況では、屋内でのマスク解除には反対です。

【鈴木内科医院 鈴木東 理事長】「日本の場合は、これだけ予防して皆がうつらないように気をつけて、やっとここまで来たので、マスクを今離すと、またあっという間に広がる可能性は十分あると思います。今の状況でマスクを外すのは無理だと思います」

また『5類への引き下げ』は、感染が落ち着き、ワクチン費用などの国負担が続くことが決まれば賛成ですが、感染増加とマスク着用を連動させる仕組みは作れないとして、マスクの着脱は「個人の判断」が必要になると話しました。

【鈴木内科医院 鈴木東 理事長】「当然、一定数はマスクしない方がいると思いますので、その方が実際に発症する率がどれくらいかを検証するのが一番いいと思うんですけれども…。今度そこら辺を検証するシステムが『5類』にはなくなると思いますので、自分で判断していただいて、ということになる」

岸田総理は20日に、関係閣僚と協議して判断する見通しです。