「安全管理の全てを船長及び乗組員に任せることとなり、同志社国際高校は、航行中のボートにおける生徒の安全管理を全く行わなかった」――7月31日、第三者による特別調査委員会が公表した報告書は、学校の責任を厳しく指摘しました。

【後編】抗議船に乗ることへの疑問 持てなかった教師たち- 辺野古沖転覆事故 関係者の責任追及に不安抱く遺族【報告書詳報】

第三者の特別調査委が報告書

2026年3月16日、沖縄県名護市辺野古沖で、修学旅行中の高校生18人を含む乗船者を乗せたボートが転覆した事故。同志社国際高等学校(京都府)の2年生だった武石知華さんと、ボートを操船していた船長の金井創さんの2人が亡くなりました。生徒たちが乗っていたのは、基地建設への抗議活動に使われていた小型ボート。旅行会社を通さず、学校が直接依頼して実施した独自プログラムの中で、事故は起きました。

報告書をまとめた特別調査委の会見(2026年7月31日)

そして7月31日、学校法人同志社が設置した第三者による特別調査委員会(委員長・渡辺徹弁護士)は、別紙資料も含めると200ページを超える調査報告書を公表しました。本稿では、この報告書が認定した事実と、浮かび上がった構造的問題を整理します。