新潟県内でただ一人、胎児性水俣病患者に認定されている古山知恵子さん(61歳)はこの春、多くの人に支えられながら“ある夢”を実現させました。

初めての一人暮らしです。

古山さん(右)と 支援者の萩野直路さん

5月のある日、古山さんは新潟市の保健衛生部を訪ねていました。

「受け付けさせていただきます」
「認定された日からこの事業が使えるということになります ―」

4月から新潟市で始まったばかりの『胎児性等新潟水俣病患者支援事業』への申請手続きです。

水俣病患者患者が地域で安心した日常生活を送れるようにするため、医療保険が適用されないリハビリの自己負担分や通院にかかる交通費を助成するこの制度は、古山さんの要望で実現したものです。