喜入友浩キャスター
「日が暮れて二日目の夜を迎えました。あたりは真っ暗です。停電が続いています」
およそ1万人が暮らす氷川町。役場によると、“町の大部分で電気も水道も止まっている”といいます。
29日夜、停電から復旧した役場の駐車場には、自宅を離れ車中泊をしに来ている人たちが…
避難している人
「阪神大震災を経験していて、とにかく地震が怖い。きのうの地震からずっとドキドキ、ずっと脈拍が速い、不安」
81歳の松永勝さん。10年前の地震に続き、今回も自宅が被災し、熊本市内に住む息子、福岡から手伝いにきた親戚とともに片付けに追われていました。
熊本市在住 息子・安夫さん
「前回見たときよりひどかったんで、びっくりしました」
電気・水道は今も使えず。
松永さんは地震の時にイスごと倒れ、 腕などをけがしましたが、まだ傷口を洗えていないといいます。
松永勝さん
「転んで、ここも血が流れて固まってしまって。水はないし、拭いていないんです」
町内のほかの場所も…
喜入キャスター
「こちらは屋根がこの位置になるまで家が崩れています。歩道も左から家屋や塀が。右からも塀が崩れていて、ふさがれているような状況です。木造家屋が多い地域では、このような被害が出ています」
役場によると、少なくとも町内の家屋225棟が全半壊し、597棟が一部損壊 。5人が心肺停止の状態だということです。
地域の防災拠点に向かうと…
喜入キャスター
「駐車場はいたるところに亀裂、そして隆起している部分もあります。腰の高さまで隆起しているところもあります。車が止められなくなっています」
防災拠点になっている道の駅。あちこちにのびた亀裂が建物の形をゆがめていました。
道の駅「竜北」 大川聡志郎 館長
「(Q.割れる音が聞こえた)バキバキビキビキの最上級版ぐらいです」
この場所は10年前の熊本地震の際、車中泊をする車100台以上を受け入れましたが、今は防災拠点としての機能を果たせないと言います。
道の駅「竜北」 大川聡志郎 館長
「危ないです。絶対に開かないですよ」
建物の中に入ることも危険な状態。飲み物やかろうじて残っていた氷を住民に配っていますが、暑さが容赦なく襲いかかっています。
「(Q.氷はどのぐらい前に)20分前ぐらいに(もらった)。冷たいけど、もう溶けてしまった」
「(Q.望んでいるものは)電気が一番、時期的に」
「エアコンなしでは、この暑さですもんね」
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