「建物にも安心感を」若き大工が描く夢
その伝統の現場には、技術を未来へ受け継ごうとする若い大工の姿もあります。
大竹建設で働く、大竹憲一さんの娘・薫さんです。
作業場には、カンナを引く音と木の香りが広がります。
ノミを使い、木と木を組み合わせていく繊細な作業。薫さんは、日々の仕事に向き合いながら、木を扱う仕事の魅力を感じています。
「やっぱり、村上って食べ物もすごくおいしいじゃないですか。それと同じで、地元の木を使って建てられた建物には、住む人や使う人に独特の『安心感』を与えてくれると思うんです。そんな安心感を感じてもらえるように、毎日一つひとつの仕事に向き合っています」
薫さんには、いま描いている夢があります。
生まれ育った村上市で、子どもから大人までみんなが集える「遊びの施設」を、地元の木を使って建てることです。
「地元の木でみんなが遊べる施設をつくって、みんなが笑顔で楽しく過ごせる村上市にしたいですね」
木に向き合う若い職人の言葉には、地域への思いと、木の可能性を未来へつなごうとする気持ちがにじんでいました。














