「10年前の地震のしわ寄せで今回の地震が起きた」

田畑竜介 アナウンサー
おはようございます。遠田先生は2016年に起きた熊本地震の研究もされています。

東北大学・災害科学国際研究所 教授 遠田晋次さん
はい、10年経ちましたけどその間、仙台から、70回ほど往復して、いろいろな調査をしてきました。

田畑竜介アナウンサー
10年たった今年、また熊本で最大震度7を観測する地震が起きました。10年前の地震と関連性はありますか。

東北大学・災害科学国際研究所 教授 遠田晋次さん
はい、明らかにありますね。10年って長い気がしますけども、自然界にとっては非常に短期間、短いんですね。だから、誘発したというか、10年前の地震のしわ寄せで今回の地震が起きたというようなことになっています。

隣り合う兄弟のような断層が10年の時間差で動いた

東北大学・災害科学国際研究所 教授 遠田晋次さん
10年前の地震は布田川断層という熊本市の東のほうから阿蘇のほうにかけて存在する断層が動いたんですが、今回の地震は日奈久断層が地震を引き起こしたとみられます。日奈久断層は、宇木市あたりのところから八代を通って北の海のほうに抜ける大きな断層です。

田畑竜介アナウンサー
今回の地震のメカニズムを教えてください。

東北大学・災害科学国際研究所 教授 遠田晋次さん
非常に、浅いところで起きた地震ですね。いわゆる直下型と言われる地震なんですが、断層としては横にずれるタイプの断層、10年前の布田川断層と今回の日奈久断層は非常に似ている、兄弟のような断層で隣り合っているんですね。それが10年の時間差をおいて動いたということになります。