オリオンを “手本” に

屋嘉比専務はIP事業への取り組み本格化にあたって、「オリオンさんが参考になっている」と率直に語る。

IP事業を本格化する「青い海」 屋嘉比専務(中央)と、IPビジネス経験を買われキャリア採用された社員たち

「オリオンさんはIPのチームを部署として設けている。うちは初年度なのでまだ部署ではないが、チームとして組成して向き合っている。会社からもIP事業にリソースをかけていいというお墨付きをもらっている」(マーケティング部 尾崎氏)

急成長を遂げたオリオンビールのIPビジネスは2025年度、売上高(13か月計上)3億7600万円に達した。「売上イコール粗利益」でこの額だ。屋嘉比専務は、事業への圧倒的な貢献に驚きを隠さない。

「塩を売ってそこから出る利益は本当に微々たるもの。それに比べたら、ほぼ純利として入ってくる。(売上総額から見た)金額は少額でも、率で考えたらものすごいことだ」(屋嘉比専務)

一方で、「塩」はビールにはない強みもあると感じている。酒類が成人を対象とした商品なのに対し、塩は様々な食品に含まれているからだ。

菓子メーカーとコラボした商品

「塩はすべての食品に入っていると言えるくらい使われている。ビールではコラボができないジャンルにもうちは入っていける」

その強みを生かして、認知向上を進めるために意識するのは、「量」で攻めることだ。