福岡県議会の議長ポストをめぐる現金授受疑惑。告発した元議長が証拠となる音声データの鑑定結果を公表しました。さらに、元副議長が自分も現金500万円などを渡したとカメラの前で初めて証言しました。

福岡県議会 吉松源昭 議員
「今回の鑑定の結果、あえてカツアゲという言葉で表現した私の告発が正しいことが証明されたことになります」

議長就任をめぐり、福岡県議会の吉松源昭議員が総額2000万円にのぼる「カツアゲ」の証拠として公表していた音声データ。

「あした、松本会長が荷物を預かります。これ責任持って、それちゃんと立ち会いますから。ちょっとね、大金やけんね。管理しとかんと」

これに対し、金銭のやりとりをしたとされる当時の自民党県議団の幹事長・中尾正幸前副議長は「改ざん」の可能性があると主張していました。

福岡県議会 前副議長 中尾正幸 氏
「信ぴょう性に乏しいと思っています。私は疑っています。いろんな人に聞いたら、ボイスレコーダー自体もiPhoneだと思いますけど、そのへんも改ざんできると」

これを受けて吉松議員が専門機関に依頼し、きょう公表された音声鑑定の結果では…

福岡県議会 吉松源昭 議員
「音声データに編集・改ざんが加えられた痕跡は無く、中尾元副議長本人としか考えられないという結果。『録音データは本物だが、金銭の授受は無かった』『感覚的に信じられない』とする中尾元副議長の言い分は、合理性を著しく欠いていると言わざるを得ません」

中尾氏は先週、議員を辞職しましたが、金銭授受については否定したままです。

福岡県議会 前副議長 中尾正幸 氏
「何度も申し上げますが、私はお金を受け取っておりません。事実無根であります。金銭の授受は絶対にありません」

こうした中尾氏の主張に対し、きょう、カメラの前で反論したのが副議長経験のある江藤秀之議員です。

福岡県議会 江藤秀之 議員
「中尾幹事長(当時)の方にお渡ししました。茶色の封筒に入れて500万円お渡ししております」

江藤議員は現在も自民党県議団に所属していて「日本で一番だめな県議会と言われるのを変えていかないといけない」と訴えます。

福岡県議会 江藤秀之 議員
「お金のために議長、副議長になれないのを、ここで一回切っていただきたい。若い人たちが本当に仕事ができる県議会・自民党県議団になってほしい」

県議会のドン・蔵内議長らが否定する日本弁護士連合会のガイドラインに基づく第三者委員会について、自民党県議団では若手を中心に設置を求める声も上がり始めています。