県内では、去年11月、富山市の北部中学校3年の女子生徒が自殺しました。母親によりますと、女子生徒はクラスメイトに無視されるなどして去年6月頃から不登校になっていました。

県内では、昨年度、小中学生の不登校は1837人で、4年前の2017年度と比べて倍増しています。

増加する不登校に、民間の支援団体が連携して、18日、新田知事に公的な支援の仕組み(セイフティネット)の整備を要望しました。

具体的には、▼休養の必要性や学校以外の学びの場の大切さが明記された「教育機会確保法」の周知徹底▼子どもたちが安心して過ごせる学校以外の居場所設置と情報発信の推進▼フリースクールの利用料への補助をはじめとする経済的支援などを求めています。


県不登校を考えるネットワーク 
高和正純代表:

「彼らは休みたくて休んでいるわけでもなく、それぞれに学校に通うことができない事情がある。一人でも多くの子どもたちが安心できる居場所に出かけてこられるようにそういう体制を整えていきたい」