限られた競技人生で挑む“自分超え”

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(岡崎慎司さん)
「池江さんは今オリンピックを目指している中で、復活という言葉も出ましたが、復活を目標にしているのか、それともあのときのイメージを超えるという目標設定にしているのか、今はどのようなモチベーションですか」

(池江璃花子 選手)
「もうあのときの自分には戻れないとは思っています。日本記録をあれだけ出せる選手には戻れないと思っていますが、それに対して悔しいとは、あまり思いません。目標として、日本記録をもう一度だけでもいいから更新したいという気持ちがすごく強くあります」

「競技生活も長くはないので、限られた時間の中で、自分が自分を超えられるか。戻りたいというよりは超えたいという気持ちが強いです。引退したときに『よし、やってやったぞ』と過去の自分に向かって言えるような、強い選手になって終わりたいと思います」

(岡崎慎司さん)
「練習を突き詰めている中で、若いときより知識やトレーニング方法も変わってきていると思いますが、それでも戻れないというのは、体が戻らないということですか」

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(池江璃花子 選手)
「体も戻らないですし、知識が増えることによって恐怖心が芽生えてくるというのもあります。中高生のときは怖いもの知らずで挑戦すれば記録が出る感じでしたが、大人になって経験が増えて体力が減っていく中で、例えば100メートルのレースで、『前半全力で行ったら後半バテるな』とか考えてしまいます」

「中高生のときは考えずに突っ込んで、後半も頑張ればいいという感じでしたが、どうしても恐怖心が湧いてくるので、トレーニングの中でもその恐怖心を払拭するためのトレーニングをしなければならず、逆にどんどん難しくはなっているなと感じます」