「ニュースと同時に電話が鳴った」

事件があった公園を調べる警察官(北海道江別市・2024年10月)

私は、何か嫌だなと思いました。

ニュースと同時に電話が鳴りました。

私は怖くて1回目は出られませんでした。

恐る恐る電話番号を調べると、それは江別警察署の代表電話でした。

数分後には同じ電話番号から電話が来ました。

涙が込み上げて電話に出れなかったので、娘を呼んで出てもらいました。

刑事さんの話では、体の特徴から、息子に間違いないと思いました。

息子にすぐに電話しましたが出ず、LINEをしても、いつもなら十数分で返ってくるのに、返信がありませんでした。

警察に千歳の寮に来てと言われたので、千歳へ行きました。着いたのは午前0時を回った頃でした。息子の彼女が通報してくれて、息子が江別にいることがわかったと言っていました。

その日は、寮の別室で過ごしました。

「亡くなってるのは息子」だと思いましたし、そうじゃなかったとしても顔での判別がつかないと聞いていて、ひどい暴力を受けたんだと思い、大変痛ましいなと思いました。

息子だと思うと、無念でほとんどその日は寝られませんでした。

翌朝、刑事さんから電話がきました。指紋が一致したとのことでした。

亡くなったのが宝物である息子だとわかり、電話に出ていた夫は目頭を押さえながら「くそ、くそ」と泣きだし、周りを気にする余裕がなく、涙が枯れるまで寮で私と娘も泣きました。

午後2時に江別警察署に行くことになっていたので江別に行きました。

息子とは関係ないこの街で息子が、と思うと景色が見られず、早く息子を連れ出して暖かい家に帰りたいと思いました。

刑事さんから、息子のことに息子の彼女が絡んでいて、いま逮捕して話を聞いていると聞きました。