新型コロナの影響で運休していた仙台と台湾の台北を結ぶ定期便が18日、再開しました。仙台空港の国際線定期便の再開は、およそ2年10か月ぶりで空港では賑やかな光景が見られました。
仙台空港には、午後0時45分頃、ほぼ満席の162人を乗せたエバー航空の定期便が到着しました。

出迎え歓迎到着ロビーでは関係者らが、台湾からの観光客を盛大に出迎えました。

エバー航空の仙台と台北を結ぶ定期便は、新型コロナの影響で2020年3月から運休が続いていましたが、入国制限の緩和などにより、18日から火、水、木、土の週4往復で運航を再開しました。到着便の多くは観光客で、東北や北海道を巡るということです。
台湾からの観光客:
「3年ぶりに訪れた。東北は良い所で、人々も親切」

「今回は仙台と北海道。スキーに行きます。後は大体、温泉。日本の温泉旅館は一番です」

県内への台湾からの観光客は、コロナ禍前の2019年には▼23万6000人いて、外国人観光客の▼44.3%を占めていました。
再開を記念するセレモニーでは、コロナ禍で打撃を受けた地域経済の挽回に期待する声が聞かれましたが、一方で、台湾への出発便は乗客がわずか55人と搭乗率はおよそ3割に留まりました。

村井知事:
「(観光客に)来て貰うだけではなくアウトバウンドが重要で、アウトバウンドの需要をどのように増やすのかが課題だと思う」
仙台空港での国際線定期便の再開はおよそ2年10か月ぶりです。県は、現在も運休が続くタイや韓国などとの定期便の再開に向け航空会社に働きかけていくことにしています。















