長崎市で、カード会社や警察官、検事をかたる男らから「クレジットカードが不正契約されている」などとうその電話を受け、50代の会社員の男性が現金と暗号資産を合わせて約2,500万円相当だまし取られるニセ電話詐欺事件が発生しました。

JCB職員や警察、検事を次々とかたる手口

警察によりますと、今年5月15日ごろ、長崎市内に住む50代の会社員男性の携帯電話に、大手カード会社「JCB」の「カサキ」を名乗る男から電話がありました。

男は「個人情報が流出し、クレジットカードが不正契約されている」「警察につなぐ」などと告げ、秘匿性の高いメッセージアプリ「Signal(シグナル)」をスマホにインストールするよう指示しました。

その後、「Signal」や「LINE」を通じて、八王子警察署の「マツイ」や立川検察庁の「ハラ」などを名乗る人物から連絡が入りました。

相手は「マネーロンダリングの疑いがかけられている」「容疑を晴らすため、資産や暗号資産を調べる必要がある」などと伝えられました。

現金200万円と暗号資産2,300万円相当をだまし取られる

これらを信じた男性は5月15日ごろから29日ごろまでの間、相手から指定された口座に、5回にわたり合計200万円の現金を振り込んだほか、男らから指定されたアプリを指示通りに操作して、購入した約2,300万円相当の暗号資産(仮想通貨)をだまし取られました。

警察は、ニセ電話詐欺被害の未然防止対策として
〇警察が+(プラス)から始まる国際電話番号で電話することはない
〇マネーロンダリング等の犯罪捜査を口実に指定口座にお金を振り込ませることははない
〇警察がLINE電話等でやりとりをすることはない
と注意喚起しています。