去年3月に最大震度6強を観測した地震の影響で、いまも通行止めが続く福島県伊達市の「伊達橋」で、国は代わりとなる「仮の橋」の設置工事を18日、報道陣に公開しました。

浦部智弘アナウンサー「1万台以上が通っていた伊達橋。現在は、去年3月の地震で通行止めになっていました。その隣には代わりとなる仮橋の設置工事が行われています」

伊達市の国道4号と市内の中心部を結ぶ伊達橋は、去年3月に最大震度6強を観測する地震で橋の連結部分がずれるなどして、いまも通行止めが続いています。

バイクで買い物中の伊達市民「伊達橋が通行止めになって、歩道橋はバイクの乗り入れ禁止だからエンジンを切って歩いているから結構不便なんだよね」
近くに住む人「(伊達橋とう回路では)15分くらいは違うと思います」

国は去年12月から、伊達橋のとなりに仮の橋を設置する工事に着手していて、18日、工事の様子が公開されました。

仮の橋は、伊達橋より11メート長い299メートルあり、応急で使用する組み立て式の橋などをつなげて設置されます。

国土交通省福島河川国道事務所・小曽根晃専門調査官「阿武隈川という大きな橋にかかる重要な橋梁ですので、一日も早く復旧できるよう全力で取り組んでいきたいと考える」

工事について、国は早ければ、今年10月の完了を目指しているということです。