不漁が続いている青森県の「陸奥湾のホタテ」について、青森市の漁協では生育に適した場所などを調べるためのドローンを使った調査が初めて行われました。

ホタテの生産再生に向けて、青森市漁協が初めて取り組んだのは水中ドローンによるホタテガイの生育分布の調査です。

ドローンによって現在の半成貝の居場所を調べることで、地まき放流や採苗器の設置に適した場所を見つけられることなどが期待されています。

21日の調査では、奥内漁港から約4kmの沖で6月、地まき放流した場所の周辺を調べたところ、発見できたホタテは1枚だったということです。

この漁港で6月に放流された半成貝の数は、約19万枚で放流した場所から生息しやすい所へ移動した可能性があるといいます。

青森市漁協 澤田繁悦 組合長
「死んでいたら殻が見えるが、死んだ殻もなく、ホタテは何百mも移動してしまうので、(移動している)可能性はあると思う」

今年度この調査に取り組む青森市漁協と後潟漁協では、高水温などの影響でホタテの生産量が年々減少傾向にあり、2025年は2つの漁協で合わせて1656トンと、これまででもっとも少なくなりました。

また、ドローンには水中温度を測定する機能も備わっています。

今回の調査では水深35mほどでも成長が鈍くなる20℃に迫っていて、例年に比べて高水温であることが確認されたということです。

青森市漁協 澤田繁悦 組合長
「だいたい19℃くらいだった。暑い。あの沖で19℃だと水温がかなり高いなと。(今年も)また危ないなと思っています」

この調査は今回を含めて3回行われ、来年度の放流場所などの参考にできるよう10月頃をめどに結果が取りまとめられる予定です。

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