簡易トイレは重要

さらに、足立区の担当者からは災害用の簡易トイレの説明がありました。断水して使えなくなったトイレにビニール袋をかぶせ、凝固剤入りの袋に用を足すと固まって、縛って捨てられるというものです。

おしっこに見立てた液体が固まっていくのを見て、皆さん驚いていた様子でした。担当者は「お腹がすくのは我慢できるが、トイレは我慢できない。必ずトイレも備えるようにしてください」と訴えていました。

簡易トイレの説明をする足立区の担当者

おしまいに、参加した外国人に感想を聞きました。

●ベトナム人男性(2年前来日)
――日本で地震があって不安になったことはありますか?
もちろんです。地震とか台風とかの時に役に立つ知識を教えていただいたと思います。

●ミャンマー親子(父と小学生の娘)
最近地震も多くなってるし、しかもこの地域は水害地域にも入っているので、いつも気にかけてるんですけども具体的な行動はしてないので、今日みたいな機会があって本当に良かったと思ってます。

――学校で避難訓練はやりましたか?
うん。地震だったら机の下に隠れる。火事だったらハンカチとかで口を押さえる。

災害が起きた時、外国人は日本語がわからなかったり情報がうまく伝わらなかったりして、取り残されてしまいがちです。外国人を「災害弱者」にしないために災害対応について教える取り組みは、全国の自治体で急務ではないでしょうか。

(TBSラジオ「人権TODAY」担当:進藤誠人)