現在、西九州ルートのうち未整備区間となっているのが新鳥栖から武雄温泉までの区間です。
この区間を巡って、7月17日国土交通省と佐賀県が事業の着手に必要な「環境アセスメント」の実施に合意したことが発表されました。

一方、その合意により、長崎県側には「費用負担の可能性」という新たな課題が突きつけられました。2025年10月から、12回にわたり「二者協議」を重ねてきた佐賀県の山口知事と国土交通省の水嶋事務次官。

国土交通省 水嶋事務次官:
「直接フル規格の整備に向けた議論を行うことができました結果、現時点での合意に至ることができました。」
国と佐賀県は、九州新幹線西九州ルートのうち整備方針が決まっていない新鳥栖ー武雄温泉間について、事業の着手に必要な「環境アセスメント」を行うことで、合意しました。

アセスについては特定のルートを前提とせず、2027年度から実施。期間は3年~5年が想定されていています。

佐賀県 山口知事:
「環境アセス実施までの合意でありまして、フル規格整備の合意ではありませんが、複雑な方程式の係数というか論点を分かりやすく示すことができた。」

「全線フル規格」への第一歩とも言える今回の合意。しかし、今回の合意内容の中で、佐賀県内の整備にかかる地方負担分は、利益の程度を踏まえて長崎県と佐賀県が共同で負担することが適当と示されました。
これについて長崎県の平田知事は、「あくまで二者間の合意」とした上で次のように述べました。

長崎県 平田知事:
「負担については様々な条件整理すべきことはあるので、そういったものがすべてクリアされた時にそれが否定されるかというとそれは否定されない。有り得ると思っています」
地方負担のあり方については、今後長崎・佐賀両県で協議の上決定することになっていて、新幹線問題は新たな局面を迎えています。














