「減塩よりも減量よ」何気ない会話も大切に
診察では、症状を確認するだけではありません。食欲や睡眠について尋ねたり、生活習慣についてアドバイスしたりと、患者との何気ない会話も大切にしています。

「食欲、睡眠は?」
「あ、大丈夫です」
「大丈夫ですか」
別の患者には、健康についてこうアドバイスします。

「あのね、減塩っていうたい。減塩よりも減量よ。それが絶対効く。ほんとほんと。間違いない」
患者が次の診療日まで薬を切らすことがないよう、工夫もしています。船が欠航した場合に備え、薬は1週間分、余分に渡すようにしています。
こうした前田さんの診察を、島民はどう感じているのでしょうか。

「いい先生ですよ。よく診てくれる。話もよう聞いてくれる。先生がおらんごとなったらね、みんな福江に行かんばごとなっけんね。福江に行かんばごとなったら、また不自由やもんね」
住民にとって、島で診察を受けられることは、暮らしを続ける上で大きな支えになっています。














