月の半分は船で島から島へ 人口20人の黄島

前田さんは月の半分ほど、福江島から船に乗り、黄島(おうしま)、赤島(あかしま)、椛島(かばしま)へ向かいます。

福江島から船で約25~30分。五島市のの二次離島・赤島、黄島、椛島

それぞれの島にある診療所で診察を行うためです。

「なかなかその、小さい船で移動するのは慣れていないんですよ。だからやっぱり不安はありますよね」

福江島から船でおよそ30分の黄島。人口は20人で、住民の平均年齢は69.4歳。半数が75歳以上の後期高齢者です。

看護師は毎日、福江島から訪れますが、医師の前田さんが来るのは週に1回です。

島の診療所は公民館の一室を借りて設けられていて、およそ10畳の部屋が前田さんの診察室になります。
現在、黄島診療所には10人の患者が通っています。前田さんが重視しているのは、病気の早期発見と重症化の予防です。

「生活習慣病の早期発見と、それから早期介入。重症化させないように。それから、進展する前に発見して医療につなぐ。そうしたところが重要になるんじゃないかと思いますね」