「死人がでるかもしれない」熱波続くパリでの熾烈な“エアコン争奪戦”

革命記念日を祝う花火が夜空を彩ったフランスでは、エアコンや扇風機が売り切れとなり、価格が高騰する事態になっています。

記者
「フランスのネット販売のサイトですが、エアコンがほとんど完売しています。通常10万円ほどの商品が一時、約54万円まで高騰しています」

背景にあるのは、ヨーロッパを襲った記録的な熱波です。

フランスでは6月22日から28日にかけて、死者数が前の週より2000人以上増加していて熱波の影響とみられています。

この日、オープン前のディスカウントストアには、エアコンや扇風機の入荷を聞きつけた約200人が集まりました。

開店すると、我先にと勢いよく流れ込む客たちが、入り口を“破壊”。


「危ない!死人が出るかもしれない!」

さらに、ほかの店舗では、一台の簡易式エアコンを巡って数人の男性がもみあい、殴り合う事態に。

エアコンをめぐる熾烈な争い。しかし、入手できたから万事解決というわけではありません。

この夏エアコンを設置したJNNパリ支局の記者の家では、エアコンの排気ダクトの先には、布で覆われた窓がうっすら開いています。

実は多くの建物で室外機を置く場所がないフランスでは、排気ダクトを窓から外に出すしかないといいます。

しかし、これでは隙間を覆っているとはいえ、なかなか部屋は冷えません。パリ市民の熱波への試行錯誤は続きそうです。