松山城の城山で発生した土砂崩れから2年を迎えました。
現場には多くの花束が備えられ、地元の住民からは、災害との関連が指摘された緊急車両用道路について再検証を求める声も聞かれました。
松山城の城山では、2024年7月12日の未明に、土砂崩れが発生し、ふもとの愛媛県松山市緑町の住宅に住む一家3人が亡くなったほか、マンションなどに大きな被害が出ました。
発生から2年を迎えた12日、現場には多くの花束が手向けられ、地元の住民らが線香を供えるなどして亡くなった3人を悼みました。
(近くを通った男性)
「人が亡くなっているからそのことは消えないので、やっぱりこれからもずっと忘れてはいけない」
(付近のマンション住民)
「雨が降ったりすると大丈夫なのかと思うことはある」
現場では、復旧工事が今年5月に完了し、斜面の崩落を防ぐネットを整備するなどの
対策などが講じられました。
しかし、被災したマンションの住民は今も不安は解消されていないと話します。
(矢田共行さん)
「ものすごい風が吹いた。そのときに倒れた。今はもうネットが破れてるのがよくわかる」
復旧工事の完了から1ヶ月もたたないうちに、台風の影響で倒れた木や土砂がこの斜面に流れてきたということです。
(矢田共行さん)
「もし松山に台風が直撃したら、風速30メートルとかだと相当倒れると思う。松山城の周辺はいつ崩れてもおかしくない」
また、災害前からたびたび亀裂などが確認され、一部が崩れるなどした緊急車両用道路も補強が行われました。
この緊急車両用道路について、県の技術検討委員会は「斜面の変形に影響した
可能性」を指摘したものの、松山市は設計・施工に問題はなかったと結論付け、再検証を求める住民との溝は埋まっていません。
今年4月、野志市長らを業務上過失致死の疑いで刑事告発した住民は…
(片山章さん)
「作業は確かに終わったかもしれないが、まだ何も終わってないと私は感じている。市には誠実にちゃんと住民、また市民に理解できるように、丁寧な言葉で説明をし
てほしい」
住民らは専門家と一緒に市に情報公開請求を行いながら独自の調査を進めています。
(土木設計エンジニア・清水浩さん)
「こちら側が検証した限りでは、いろんなところで設計の瑕疵・ミスがみられる」
(片山さん)
「きちんとした調査を市のほうもやってもらって、私どもも民間・第三者にお願いして調べさせてもらう」
住民らは、真相究明に向け民事裁判を起こすことも検討しています。
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