北海道ニセコ町の水源地の所有権をめぐる裁判で、田中健人町長は14日、ニセコ町が150万円を支払う和解案に合意した理由を説明しました。
ニセコ町 田中健人町長
「結論として、和解によって水源地はニセコ町の所有として維持されていくことになった」
裁判は、ニセコ町が水道水の水源保護地域として2013年に取得した羊蹄山麓の土地について、「第三者が無断で売買した土地である」として、かつて所有していた会社がニセコ町に所有権の返還を求めていたものです。
一審の札幌地裁岩内支部は「過去の売却が適法に行われたことを町が証明できなかった」として、ニセコ町に所有権の返還を命じる判決を言い渡しました。
ニセコ町が控訴した札幌高裁は会社側が約5億円で土地を売却する和解案を示す一方、ニセコ町は、新たに「過去の売却が適法に行われたことを証明する責任は会社側にある」などと主張し、弁論が続いていました。
札幌高裁は、和解案としてニセコ町が会社側に150万円を支払うことや、土地の所有権がニセコ町にあると確認することなどを条件に提示。
この和解案を双方が受け入れ、6日に和解が成立しました。
ニセコ町 田中健人町長
「町として最も重要視したのは金額の多寡や勝敗より町民の命と暮らしを支える水道水源を確実に守るということを優先して今回の和解を選択した」
田中町長は、14日にこの和解について町民説明会を開く予定です。














