長崎県と佐世保市が、川棚町で建設を進める石木ダム事業をめぐって、平田知事がダム事業のあり方などを判断するため「有識者から意見を聞く場」が、12日初めて開かれました。

長崎県庁には、石木ダムの建設予定地で今も暮らす13世帯の反対住民も傍聴に訪れました。


ダム事業のあり方や川棚川の河川整備計画の変更の必要性を、平田知事が判断するため、初めて開かれた13日の会合では、「治水」や「利水」などに詳しい県内外の大学教授ら9人がそれぞれの見解を述べました。

元国土交通省職員の宮本博司さんは、河川整備計画の根拠とされるデータの計測方法に不備があると指摘しました。

元・国土交通省職員 宮本博司さん
「計画雨量を川棚川流域に存在する「日雨量データ」で算定すればいい。「24時間に400ミリ」という計画雨量が変われば、石木ダムの必要性の根拠が崩れてしまう。河川整備計画の変更が必要になると考えております。」

事業推進の立場である平田知事は、2032年度までの工事完了を念頭においています。

長崎県 平田研知事
「ご意見はご意見としてまずは予断なく承ったというところです。最終的にいろんな論点について判断をして、トータルこうですと言った形でのまとめ方になっていくのかなと思います。」

ダム反対住民 岩下すみ子さん(77)
「ものすごく充実してて、良かったと思いました。やっぱり事実を、本当に事実を知ってほしいんですよ。」

平田知事は今後、有識者に加え、佐世保市や反対住民からも意見を聞く場を設ける予定です。














