福島県川俣町の工場に、県内初となる「ある変わった自販機」が設置されています。
その自販機は、社員たちのコミュニケーションを活性化させるそうです。一体どんな自販機なんでしょうか?
井上和樹アナウンサー「こちらの自販機、一見普通の自販機なんですが、社員証を二人でかざしてボタンを押すと、無料で飲み物が出てきます。本当に無料でいいんですか?」
日ピス福島製造所・佐野博幸工場長「はい!工場長の私のおごりです」
川俣町の部品メーカー、日ピス福島製造所。
去年11月に設置されたこの自販機の名前は「工場長のおごり自販機」。
社員はこの自販機で1週間2本まで無料で飲み物を手に入れることができ、飲み物代は工場が負担しています。
言わば「工場長のおごり」なんです。
日ピス福島製造所・佐野博幸工場長「声をかけ合いながら『今週使った?』『今日使った?』と楽しみあって使っている姿が見受けられる」
この自販機を設置したねらいは「社員同士のコミュニケーションの活性化」にあります。
工場では、コロナ禍以降飲み会や社内レクリエーションの機会が減り、社員同士のつながりが希薄になりがちだったと言います。
こうしたなか「工場長のおごり自販機」は、2人が2枚の社員証を同時にタッチしなければ無料で飲み物をもらえないため、おのずと社員同士で会話が生まれるようになっています。
日ピス福島製造所・佐野博幸工場長「『ごちそうさま』と笑顔で現場に戻って談笑している姿を見ると、導入して良かったと感じている」














