■ アンケートに答えながらこぼれた涙

アンケートの自由記述には、30代の女性から「答えながら涙が出ました。こんなに偏っていたんだな。私頑張っていたんだな」という切実な声が寄せられました。

家事は単なる作業ではなく、家族の幸せに直結するものです。
中には「家事を家族経営のリスクマネジメントとして捉える」という40代男性の頼もしい意見もありました。

もちろん、家事や育児の分担は、勤務形態や労働時間、子どもの年齢など、それぞれの家庭の事情によって異なります。
時間だけを比べて、個々の家庭の分担が公平かどうかを判断することはできません。

大切なのは、家事を単純に半分ずつ分けることではなく、負担の感じ方にずれがないかを確かめ、双方が納得できる役割分担を考えることです。

愛媛県少子化対策・男女参画課の長江紗栄さんも「家事を“見える化”し、話し合うことが重要」と指摘します。

それぞれの家庭や仕事の状況に応じて、その時に必要なシェアの形を模索していくことが求められています。

■ 家族を最高の「チーム」に

松山市の大石さんは、家事を分担することについて、「”チーム”として達成感や会話も増えそうだし、褒め合える気がします」と話します。

大石さんの言葉のように、家事シェアは、夫婦を最高のチームに変えるきっかけになるかもしれません。

まずはきょうの夕食後、目の前のお皿を「誰が洗うか」から、2人で話してみませんか。