雪の下で育てられた、大きなキャベツ。
福島県猪苗代町では、今の時期にしか味わえない「雪下キャベツ」の収穫が最盛期を迎えています。気になるその味は?

伊藤大貴記者「猪苗代町は非常に寒いです。辺り一面に雪が広がっています。そうしたなか、この雪の下で育てられたキャベツの収穫がいま行われています」

ひざ丈ほどまである雪の下から出てきた、大きなキャベツ。

最低気温がマイナス2.8度となった17日の猪苗代町。深谷知広さんの畑ではいま、雪下キャベツの収穫が最盛期を迎えています。

雪下キャベツは1か月ほど雪の下で育てることで、雑味のない味わいに仕上がるといわれていて、糖度は一般的なキャベツよりも2度以上甘いおよそ10度。

気になるそのお味は・・・?

伊藤記者「甘くておいしいです。シャキシャキとした食感がありながら、やわらかいです」

去年の夏は残暑が続いたため甘く、例年の1.5倍の大きさに成長したうえ、雪の下で苦みや辛み、青臭さが抜けたことで、より甘みを感じられるということです。

深谷知広さん「やわらかくて水分を多く含んでいるので食べやすいキャベツになっている。自信を持って作っているので、みなさんに食べてほしい」

こちらの畑では、3月上旬までおよそ2万個の雪下キャベツが収穫される予定で、会津や中通りのスーパーマーケットで販売されます。