バレーボールの世界三大大会のひとつ、ネーションズリーグ(VNL)の女子は、予選ラウンド第3週日本ラウンド(7月8日~7月13日)が8日、大阪で開幕する。18チームが参加する大会で日本代表はここまで6勝2敗の5位。24年の銀メダル以来となる2大会ぶりの表彰台を狙う。第2週終了時点で、チームトップの129得点を挙げている新エース、佐藤淑乃(24)は今季SVリーグでMVPを獲得。代表シーズンに強い覚悟で臨んでいる。
1人で34得点 “自分にも世界を相手に戦える力がある”
Q.昨シーズン、スタメンに定着して大活躍でした。去年をご自身で振り返ると、代表シーズンはどういうシーズンでしたか。
佐藤淑乃選手:自分自身すごいたくさんの経験をさせてもらえたシーズンでしたし、チームとしても、(VNLと世界バレーとともに)3位決定戦までいけたこと(最終結果は4位)、あの試合(世界バレーのブラジル戦)でそういうプレッシャーのかかる試合を経験できたことは良いシーズンだったのかなと思います。
Q.最終戦は何か手応えとかちょっと自信をつけてやれた感覚とかはあったりしましたか?
佐藤:あの(34得点を挙げたブラジル戦の)試合でもちろん自信はつきましたし、自分にも世界を相手に戦える力があるっていうのは感じられたんですけど、どれだけあのプレーに毎日毎日近づけられるかとか、毎日同じクオリティでできるかっていうのが大切だと思うので、あれはあれで切り替えて、今の自分の課題だったり、今の日本代表で自分が求められてることとかそういう部分に目を向けていきたいなと思ってます。
自分にも世界を相手に戦える力があると知ると同時に、自身の課題を認識したという佐藤。来シーズン、NECレッドロケッツ川崎からイタリア・セリエAのヴェロ・バレー・ミラノに移籍する。
佐藤:試合を常にスタートで入らせてもらった中で、レセプション(サーブレシーブ)では(石川)真佑さんに結構カバーしてもらってるシーンが多くて。自分が前衛のときに真佑さんが広めに行ってくれて、真佑さんのバックアタックの選択肢の1つを消してしまってる場面っていうのが何回かあった。バックアタックとか、4枚で攻撃する、相手に数的優位な状態を作るとか、そういうのがやっぱ日本の武器だと思いますし、相手もすごく嫌がってるってわかってる中でも、自分のレセプションが返らないことでそれを崩すしかないっていう状況があったので。そこは試合の中ですごく感じてました。
Q.去年、メダルには惜しくも届かなかったという中で、チームとしてメダルを取っていく中で何か足りなかったことってありますか?
佐藤:日本はブラジルだったり、トルコとか、イタリアとか、アメリカとかもそうですけど、そういう国に比べて、決勝を経験するとか、3位決定戦を経験しているっていう回数が少ないと思うので、そういう回数を、今年そういうプレッシャーのかかった試合の中で勝ち切るっていう経験を増やしていきたいですし、もっともっと発想力というか、日本のバレーっていう殻に閉じこもらず、いろんなことに挑戦してやることで、また一回りも二回りも強くなれるんじゃないかなというふうに思ってます。

















