追いすがる天理と前に出る守備で食い止め続ける京産大 結果は…

それでも差は、ワンチャンスで逆転可能な4点差。天理大も最後の力を振り絞って反撃を試みます。しかし、京産大も全員がしっかりと前に出るディフェンスで追撃を許しません。

最後まで、ひたむきにボールを追い続けてついにノーサイド。

2026年度の関西大学ラグビー春季トーナメントは、京都産業大学が、チームの底力を感じさせる見事な逆転劇で、ライバル天理大学を下して2年ぶり6度目の優勝を飾りました。

試合後、敗れた天理大・小松節夫監督が「後半、(得点を)とれなかったのが敗因。京都産業大学さんのFWが強くて、スクラムも強くて、そういう重たいFWを経験できたこと、今日負けたことも生かして、これからしっかりとトレーニングしていきたい。シーズンの最終戦では、もう一度京都産業大学さんと対戦できるので、その時にはいいゲームができるように頑張りたい」と雪辱を誓うと、京都産業大・廣瀬佳司監督は「3月からやってきたことの集大成として試合に臨んだが、本当に素晴らしいゲームをしてくれた。我々がこだわって強化してきたセットプレーと前に出るディフェンスで天理大学に勝てたことは自信になる。ただ、これから天理大学も強くなってくると思うので、我々もここに満足することなく、夏合宿でしっかりと強化して秋を迎えたい」と語りました。

京産大・石橋チューカ主将

劇的な逆転勝利にも京産大・石橋チューカ主将が、「優勝できたことはよかったが、まだまだ改善できるポイントもある。京産の強みである粘り強いディフェンスとセットプレーをもっと強化して秋に向けて頑張っていきたい」と抱負を口にすると、悔しい敗戦を喫した天理大・太安善明主将も「前半を勝ち越せたのはよかったが、後半はボールを持っている時間も少なくて、ディフェンスでも(小さなミスも重なって)いききれなかった。秋のシーズンの京産大戦にむけて、まだまだチームを強くしていきたい」とさらなる成長を誓った関西の両雄。ライバル対決は、秋に向けてのさらなる進化を期待させる内容で幕を閉じました。

天理大・太安善明主将

なお、決勝戦に先立って行われた近畿大学対関西大学による3位決定戦は、後半35分を過ぎてから2つのトライを奪った関西大学が31対31の引き分けに持ち込んで、近畿大学とともに3位の座を確保しています。(MBS宮前徳弘)

【関西大学ラグビー春季トーナメント】

*決勝
京都産業大学 28-24 天理大学 

*最終順位

優勝:京都産業大学
2位:天理大学
3位:近畿大学・関西大学
5位:関西学院大学
6位:同志社大学
7位:立命館大学 
8位:朝日大学
9位:摂南大学
10位:龍谷大学
11位:IPU環太平洋大学
12位:大阪体育大学