ファンが集まるイベントでは、ユーモアあふれる一面も披露


チームを引っ張る抜群のキャプテンシー。しかしファンが集まるイベントでは、ユーモアあふれる一面も?

ーチーム内での立ち位置は?
「必然的に、周りの選手に声をかけて動かす、というところも自分の仕事になってくるので。もちろん責任というのも感じますけど、それ以上に、その自分の役割をしっかりやっていきたいなという思いで」

ファジアーノは、今シーズン9人の選手を補強しました。J1から4人、J2からも主力選手を獲得しチームの底上げを図ります。
新生ファジアーノ「選手の殻を破るのが自分の仕事」


既存の選手と新戦力との融合が不可欠な、“新生”ファジアーノ。本格的に練習が始まった政田サッカー場のピッチでは、ひと際大きな声を出す柳選手の姿がありました。

去年は、キャプテンマークをつけてプレーすることもあった柳。自身の移籍経験と照らし合わせ、加入した選手が早くチームに順応できるよう積極的にコミュニケーションを取っているといいます。


(ファジアーノ岡山 柳育崇選手)
「若い選手がたくさん入ってきて、チームの雰囲気もフレッシュに感じますし、いい競争が生まれている」
「新加入の選手は、ちょっと自分を出しきれない部分がどうしてもある時期だと思うんですけど。そこをいかに早くチームのところにフィットできるかで、シーズンの開幕のところもいい状態でチームが試合に臨めると思うので。選手の殻を破るのが自分の仕事だとも思ってるので、そういう声掛けをしてます」
去年、ファジアーノは3位になったものの、J1参入プレーオフでは、モンテディオ山形に敗れ昇格を逃しました。ビハインドの中、最後まで走り続けた柳選手の心の中にあったのは、チームの悲願を果たせなかったことへの、「自責の念」でした。

(ファジアーノ岡山 柳育崇選手)
「悔しいシーズンになりましたし、もちろん過去最高順位っていう結果は得られましたけど、J1に上がるという目標があった分、より悔しい思いになったというか、その悔しさをどうしても『一年で晴らしたい』という思いで、いまはやっています」