特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺の被害が危機的な状況になっているとして香川県は、10年ぶりに「特殊詐欺等警戒全県警報」を発令しました。

香川県の今年8月末現在の特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺の認知件数は425件、被害総額は約20億1,000万円と、ともに前年同時期を上回っています。

香川県警によりますと特殊詐欺の8割がオレオレ詐欺で、そのほとんどが警察官をかたる手口だということです。

またSNS型ロマンス詐欺では、70代女性が、SNSを通じて知り合った男から約1億1,500万円をだましとられる被害がきのう(3日)明らかになっています。

香川県では、SNSで警察をかたる連絡があった場合や逮捕状を見せられた場合、また、「必ず儲かる」、「簡単に稼げる」などといわれた場合は詐欺を疑い、警察や家族などに相談するよう呼びかけています。