子どもたちが自分で組み立てる「海のロボット教室」

この水中ドローンは、教育にも活用されています。

長崎市伊王島などで体験教室を開き、子どもたちは実際に機体を組み立て、自分で操縦しながら海の中を観察します。松岡教授が見据えるのは、長崎の未来です。洋上風力発電など新しい海洋産業が広がる中、それを支える技術者を育てたい――。

「海に興味を持ってもらい、将来は水中ロボットオペレーターなどにもチャレンジしてほしい」そんな思いを込めて研究を続けています。

「高いほど良い」を覆した長崎発の発想

「最先端の技術は高価でなければならない」そんな常識に対し、この水中ドローンはまったく違う答えを示しました。

必要な機能だけを残し、余計なものを削る”引き算”の発想。その結果生まれた3万円の水中ドローンは、漁業者の負担を減らすだけでなく、海洋インフラの点検や未来の技術者育成など、新たな可能性も広げています。