福島県郡山市の交差点で乗用車が軽乗用車に衝突し、4人が死亡した事故を受け、警察は16日、標識を設置するなどして一時停止を義務化しました。

安部遼アナウンサー「4人が死亡するいたましい事故があった現場では、一時停止の標識を設置する作業が進められています。」

この交差点では1月2日、優先道路を走っていた軽乗用車が乗用車に衝突されて炎上し、軽乗用車に乗っていた親子4人が死亡しました。

事故を受けて、郡山市では14日、交差点のおよそ100メートル四方の範囲で外側や中央の白線を引き直しました。

16日には、警察が一時停止の標識を新たに設置するとともに停止線を引き、一時停止を義務化しました。

郡山地区交通安全協会方八町支部・芳賀孝支部長「(今回の設置で)運転する人が止まってくれれば幸いだと思います。」

今回事故があった郡山市大平町で町内会長を務めている伊藤好弘さん(75)です。

事故の再発防止のため、交差点にカーブミラーや一時停止の立て看板の設置を求めて1月5日、市などに要望書を提出していました。

大平第一町内会・伊藤好弘町内会長「さっそく(標識を)つけてもらって感謝に堪えません。(表示が)結構わかりやすいので今度はこういった悲惨な事故はないと思います。」

市は今後、交差点にカーブミラーを設置することにしています。