福島県相馬市のイチゴ園で、今シーズンの本格的な営業が始まりました。

旬を迎えたイチゴを目当てに、朝早くから訪れた多くの人たちでにぎわいました。

小湊愛巳アナウンサー「真っ赤に色づいたイチゴが今年もたくさん実っています。甘い香りも漂ってきます。」

相馬市の「和田観光いちご園」。

去年3月の福島県沖地震では、施設内の支柱が崩れるなどの被害を受けましたが、現在は復旧していて、15日から今シーズンの本格的な営業を始めました。

こちらでは「さちのか」や「とちおとめ」など、7つの品種が楽しめます。

今シーズンは、天候に恵まれたため、例年通り、甘くて美味しいイチゴに仕上がっているということです。

そのお味は?

小湊アナ「とちおとめ頂きます。とっても甘くてジューシーなんですが、ほどよい酸味も感じられてすごく美味しいです」

一方、併設されている直売所では、オープンの午前10時前から多くのお客さんが。お目当ては、けさ採れたばかりのイチゴです。

16日に準備したイチゴ192箱は、開店からわずか1時間で完売する人気ぶりでした。

南相馬市から来た人「粒も大きいし、美味しい。スーパーで買うよりお得だし並んでても買いたいです」
福島市から来た人「やっぱりみずみずしさとか食べ応えが全然違うので、これがお気に入りですね」

出来が良い一方で、今シーズンはハウス内の温度をあげるための重油代などが値上げされた影響で、イチゴ狩りの料金を去年より100円値上げせざるを得なかったということです。

今後、物価高の影響がどのくらい出るかは見えないということですが、いちご園では相馬の冬の味覚とともにPRしていきたいと話しています。

和田観光苺組合・阿部軌定副組合長「相馬でも今度トラフグが始まった。フグ料理ね。もう一生懸命相馬の方でも観光に力を入れている。遠くから来たお客さんにも喜んで頂けるように組合員一同頑張っております。」

いちご園はこれから最盛期を迎え、5月いっぱいまで楽しめるということです。