去年1年間の宮城県内の企業倒産は▼101件で、前の年より▼4割余り増えました。
帝国データバンク仙台支店の調査によりますと、去年1年間に県内の企業が1000万円以上の負債を抱えて倒産した件数は▼101件で、2000年以降で最も少なかった2021年に比べ▼30件、▼42.3%増加しました。コロナ禍の長期化で持続化給付金など、国の支援策の効果が薄れたのが最も大きな理由とみられています。
一方、負債総額は倒産企業の多くが小規模だったことから、前の年を▼19.8%下回る▼130億3300万円でした。

帝国データバンクは今後の見通しについて、「温泉旅館や飲食店で売り上げ回復が進んでいるものの、物価高騰の影響も懸念され、小規模な業績不振の企業を中心に倒産が増加する可能性が高まっている」との見方を示しています。














