古典芸能に親しんでもらおうという小学生らを対象にした能や狂言などの鑑賞会が宮城県白石市で開かれました。

白石市古典芸能の館「碧水園」の能楽堂で16日開かれた鑑賞会には、地元の小学生およそ150人が参加しました。まず、観世流の能楽師が演奏する和楽器や、演者が身に付ける装束やしぐさについて解説がありました。
続いて、妖怪を退治する能の演目「土蜘蛛」が披露されると子供たちは聞きなれない節回しや能面の表情など、独特な演技の世界を食い入るように見つめていました。

児童:
「昔のままの伝統を受け継ぐというのは世界に負けない日本の文化だと思う」


「僕がやるとあんなにクモの巣が撒き散らせないと思うので、そこが技術なんだと思った」

この鑑賞会は、文化庁の補助を受け白石市が企画したもので、17日も市内の小中学生を招待して開かれます。